HDDより高速なSSDですが昨今のオンラインゲームはゲーム本体に追加アップデートやDLCが続々加わり大容量になった結果、SSDであっても読み込みに時間を要するゲームタイトルが出てきました。例えば高画質なテクスチャを58GBも追加したオープンワールドRPG Fallout 4は、M.2 SSDより低速なSATA接続SSDで快適にプレイすることが難しいゲームの一つです。しかし複数のSSDを使うことでストレージ性能を向上させてM.2 SSDに匹敵するアクセス速度を実現する方法が存在し、多くのマザーボードがその機能を有しています。そこで今回はSSDを高速化できるRAID0構成についてご紹介します。

RAID構成とは複数のストレージを連動させる仕組み

RAID構成には種類があり、1台のストレージに対しバックアップ用の1台のストレージへ順次データの複製を行うRAID1などがあります。そしてRAID0は複数のストレージをまとめて一つのストレージとして扱う方法です。データを保存する際はRAIDコントローラーが複数のストレージへデータを分散することで、一台のストレージで処理していたことを複数のストレージが分担し読み書き速度が飛躍的に向上します。基本的には2台のSSDをRAID0構成にすると読み書きのパフォーマンスは2倍になります。RAIDコントローラーの性能限界があるため無尽蔵にSSDを繋げることはできませんが、基本的にはマザーボードのSATAコネクタと同じ数だけのストレージをRAID構成へ変えることが出来ます。

RAID0構成にするにはBIOS・UEFI設定を変更する

RAIDはマザーボードのSATA機能を変更することで設定できます。マザーボードによって操作が大きく異なるため必ずマニュアルを確認しながら設定することが大切です。どのストレージをどの構成へ変更するか設定した後はOSの再インストールを行います。この時点でRAID0化の作業は完了で引き続きOSのアップデートやゲームクライアントの導入を進めましょう。もし今使っているSSDをRAID0構成にするとデータが全て失われてしまうため事前にバックアップを取りましょう。

RAID0構成はスペックの揃ったストレージを使いストレージの台数にも注意

RAID0で複数あるストレージのうち、一台だけ遅いストレージがあると他のストレージも一番遅いストレージと同じ読み書き速度へ下がります。これは常にデータを他のストレージと連携して処理しているためです。せっかく高速化するならSSDのグレードやスペックを統一して無駄のない高速化を目指しましょう。またマザーボードが提供するRAIDコントローラーは概ね4台以上のストレージをRAID0で運用すると性能が頭打ちになりそれ以上高速化できません。RAID0構成はストレージ台数を4台までにするか別途RAIDカードを追加してから5台以上のRAID0構成を目指しましょう。

RAID0構成時はバックアップが大切

ストレージ一台だけなら万が一のトラブルが発生してもデータを救出できる見込みがあります。しかし複数のストレージを一台として扱うRAID0ではどれか一台でもストレージが故障すると全てのデータが失われてしまいます。万が一のことを考えて消えると困るデータはこまめにバックアップを心がけましょう。

まとめ

ゲーミングBTOパソコンでもSSDを増設することでユーザー自身でRAID0構成へアップグレードが可能です。導入コストも追加のSSDのみで倍以上の読み書き性能をできるため財布に優しい性能アップの方法と言えます。もしSSDの容量に不満がある際は大容量のSSDではなく、今使っているSSDと同じスペックのSSDをもう一台増設しRAID0構成にすすれば低コストで容量アップと高速化が達成できるためお勧めです。